リモートデスクトップ接続はシステム管理者(というかヘルプデスク担当者でしょうか)の強い味方ですが、デフォルトでは有効になっていません。

PCの利用者に管理権限があれば、以下の手順で有効化できます。
  1. 「スタート」メニューから「コントロールパネル」を選んでください。
  2. 「システム」またはを選択してください。
  3.  (カテゴリ表示の場合は「システムとセキュリティ」を選んだ後「システム」を選択してください)
  4. 「リモートの設定」をクリックしてください。 
  5. 「リモートデスクトップを実行しているコンピューターからの接続を許可する」にチェックして下さい

問題は、利用者に管理者権限がない場合です。管理者用のアカウントやパスワードを遠隔地にいる操作者に伝えずに行うには、TeamViewerというリモートサポート用プログラムを使い以下の手順で有効化できます。
(管理者自身のPCには TeamViewer 最新版がインストールされている必要があります)
  1. 遠隔地にいる操作者には自分のアカウントでログオンしてもらってください。
  2. 以下の手順でブラウザを起動して TeamViewerQS をダウンロードさせて実行させてください。
  • ブラウザで http://www.teamviewer.com にアクセスしてください。
  • 上側メニューから「ダウンロード」をクリックし、「すべてのダウンロード」を選んでください。
  • 「TeamViewer QuickSupport(顧客向けモジュール)」の「ダウンロード」ボタンをクリックして下さい。
  • ダウンロードが終わったら「実行」ボタンをクリックし、プログラムを起動してください。
  • IDとパスワードが表示されるので、教えてもらって接続して下さい。

以下遠隔側PCでの手順です。
  1. 「コマンドプロンプト」を起動して、以下の通り入力してください。(管理者アカウントはここでは administrator と仮定しています)
    runas /user:administrator regedit
  2. レジストリエディタが起動されたことを確認してください。
  3. 以下のレジストリを確認してください。
    HKEY_LOCAL_MACHINE の下、SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Terminal Server
  4. 右側に fDenyTSConnections エントリがあることを確認してください。
  5. 値を0にしてください。
  6. レジストリエディタを終了して下さい。
  7. コマンドプロンプトウィンドウを閉じてください。