ファイルを送るときにメールを使うことは現在でもよく行われています。

デジタルカメラでとった写真、複合機でスキャンした書類など、ファイルも大容量になってますので、送れないということもあり得ます。

メールソフトでエラー表示がでる

自分の会社やプロバイダーで使っているメールサーバーでサイズ制限をかけている場合は、送信が完了しないことが起こりえます。ダイアログメッセージでエラーの原因を表示してくれているでしょう。

エラーメールが送られてくる

送信は完了するのですが、エラーメールとして配信不能としてメールが戻ってしまう場合は、送り先のメールサーバーが制限をかけています。英語のメールが来ることも多く、読まずに何か英語のメールが来ていると助けを求める人もいます。

どうすればいいのか

ファイル圧縮ソフトは大抵の場合役に立ちません。デジタルカメラの写真はすでに圧縮済みだからです。

メールの分割送信機能もお薦めできません。メールソフト相互での互換性が低く相手が受け取ってもファイルを復元できない可能性があります。

複数のファイルを送ろうとしているのであれば、ひとつひとつ送るのが良いです。

ファイル1個のサイズが大きすぎるなら、写真ならば画質を落とす、カラーでスキャンしたものはモノクロにする、ページ数の多い資料なら分けてスキャンしてファイルを分割します。

添付ファイルのサイズ制限の計算

メールサーバーのサイズ制限は、「添付ファイル」ではなく、「メール全体」に適用されます。

しかし、10MBのサイズ制限だから9MBのファイルを送れるかというと、そうはいきません。

添付ファイルが実際にメールで送られるときは、BASE64という方法でデータは文字データに変換されます。この変換によって6ビットのデータは8ビットに増えてしまいます。つまり、ファイルサイズは33パーセント増しになります。

10MBの制限があるのなら、7.5MBのファイルは本文含めて10MBを越えてしまい添付できません。

また、相手が先メールサーバーのサイズ制限はエラーメールに記載されていないことが多いです。相手に確認する必要があります。